*神野 美伽
春夏秋冬 屋形船 / 神野美伽
淸風산
2010. 1. 15. 21:50
春夏秋冬 屋形船
作詞:神野美伽 作曲:神野美伽 歌:神野美伽
1.
一寸先は 夕まぐれ
江戶の眞ん中 お台場あたり
ユラリ搖られて 波の上
戀盜人(こいぬすっと)の 闇の宴
夏の終わりの 屋形船
水をすくった 浴衣の君の
後れ毛が ああ 風流だね
2.
亂れるすそは こむらさき
障子をあければ 燈りが搖れる
あなたが好きと 氣づいてる
戀盜人の憎らしさ
今夜で二度目の 屋形船
ふくれるホッペに 手編みの籠と
鈴蟲の プレゼント
3.
金杉橋(かなすぎばし)は雪化粧
「言葉が白い文字になる」
粹な台詞の その後で
戀盜人が ささやいた
冬の眞ん中 屋形船
熱かんよりも あったかい
心のマフラ- あげようか
4.
春待ち草の さく丘は
言問橋から 隅田のあたり
船頭さんが 微笑んだ
戀盜人も もうこれまでよ
これが最後の屋形船
未練殘すな 浮世の戀に
ため息がああ 風流だね