眠れない夜 / 稲葉喜美子

眠れない夜 / 稲葉喜美子
作詞：稲葉喜美子   作曲：稲葉喜美子   編曲：大村雅朗

1.
想い出される ぐらいなら
忘れられた ままで いい
中途半端な やさしさなら
くれない 方がいい

やっとあの人を 昔と呼べるように
なれると 思ってたのに
耳に屆いた やさしい声が
しまいかけた 思い出 臆する
お酒に追った男と 男に追った女が
見えないと 手繰り寄せて
どうか 切れないように
眠れない夜  続きます
いくら羊を かぞえても

2.
長い髮を切ろうと おもいます　
夏だからと 言い訳をして
溜息紅く  染まるほど
東の空  茜色に溶けて
もうすぐ 覺めで青く 空も色をかえると
忘れた訳では ないのに
泣く夜も見えるのに
眠れない夜  明ける頃
心の爪も  切り添えて

退屈凌ぎ その場 凌ぎの
電話なら 掛けないで
あたしひとりでも 大丈夫
お休みなさい お休みなさい