好きな演歌

冬の桜 / きくち寛

淸風산 2010. 4. 27. 02:07

冬の桜 / きくち寛(ひろし)
作詞: 作曲:きくち寛 歌:きくち寛


1.
母を背負って   登る坂は
道が涙で   にじんでしまう
耐えて生きれば   咲く日が来ると
それが  あなたの口癖
冬の桜   ひそかに咲いて
雪のかわりに  染まっておくれ
あなたのそばに   戻ってきました
捨てたはずの   ふるさとに
冬の桜   春が来る前に
あなたに見せて   あげたい


2.
語り尽くせぬ   悲しみさえも
過ぎてしまえば   幻のよう
人の季節は   戻せないが
春は  こころに巡るよ
他人(ひと)のために  生きてゆけと
いつも  あなたは教えてくれた
あなたのために   何を惜しむだろう
苦労ばかり   かけてきた
冬の桜   春が来る前に
あなたに見せて   あげたい


冬の桜   満開に 咲いて
雪のかわりに   吹雪いておくれ
いつか時が   追い越してしまう
時代遅れの   優しさを
冬の桜   咲き誇ることで
世の中に教えて  やるがいい