*島津悅子

逢瀬の花 / 島津悦子

淸風산 2010. 4. 28. 20:40

逢瀬の花 / 島津悦子
作曲:坂口照幸   作詞:弦 哲也    歌:島津悦子


1.
「男は 引きずる  昔の ことを・・・」
「女は 忘れる  昔の ことと・・・」
それが 世間の  たとえでも
今宵一夜(ひとよ)の  逢瀬の花は
燃えて一輪   紅ひと色に
日ごと身体(からだ)に   咲き誇ります


2.
この手も眞白く  なるほど抱いた
强氣なあなたの   あの日の淚
心あなたと   通わせた
花の歲月(としつき)   私のものと
派手に泣かせて   一生分を
ひとり上手に   送ったあとは


3.
霧降る あとから  樹雨(きさめ)に変わる
木(こ)の葉の音まで  女の吐息
その身案じて  いるのです
むしろこれから  別れてからよ
つづきますとも  ふたりの緣えにし
この世ばかりか 次の世までも

 

 

 

 

※ 樹雨(きさめ)→木の葉や枝についた霧が

水滴となって落ちること。また、その水滴。