心のきず/香田晋(こうだしん)
作詞：阿久 悠 作曲：三木 たかし 歌：香田晋
1.
夜にまぎれて 船が出る
傷をかくした 人が 乗る
惚れた惚れたお前を 抱けもせず
意地で身を引く 馬鹿も乗る
北の海峡 ひゅるひゅると
風が 泣き泣き 別れ唄
2.
夢に 何度か 起こされる
胸のいたみに 責められる
たった たった 一度の 想い出を
酒に浮かべて 朝を待つ
北の海峡 海鳥が
一羽 はぐれて しのび唄
3.
赤い 夕日が とろとろと
溶けて 真近(まぢか)に 夜が来る
抱いて 抱いて 寝たいと この 腕が
捨てた お前を 恋しがる
北の海峡 口笛が
未練 引きずり 恋の唄
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