こけし物語 / 泉ちどり (2008.03.05.発売)
作詞:たまがわせいじ 作曲:野崎真一 歌:泉ちどり
<セリフ>
その年 東北の寒村は ひどい 飢饉でした.
人々は 草の根を 雑炊にして
飢えをしのいでいました.
「あゝ 年端もいかない お前を お山に 捨てるなんて
悪い お母ちゃん ゆるしておくれ」
暗い 灯りで 身を削る 思いで 刻む
こけしは 今は 帰らぬ
可愛い 我が子の面影を宿していた.
1.
白い木肌に 頬 すりよせりゃ
鳴子 こけしは きゅんと 泣く
死出の旅とも
死出の旅とも わからずに
赤い べべ 着て 行った 子の
可愛い目もとに 生きうつし
<セリフ>
「お母ちゃん、お正月みたいだね、
こんな きれいな 着物をきて……」
何も知らずに はしゃいだ あの子の声が
今も 耳から はなれません
2.
かぞえ 三つの 小さな 背中に
背おう 縁しの あわれさよ
せめて 別れに
せめて 別れに てん手まり
ついてやるから 花渕の山へ
いい子で 行っとくれ
<セリフ>
誰が付けたのか、あの子を捨てた 花渕の
谷を こけし谷と申します.
今も こけしを 彫る たびに
あの子の事が……
3.
冬が ながくて こけしの里は
きょうも 六尺 雪の中
泣いて 一年
泣いて 一年 又 二年
指は しばれて こごえても
我が子 とむらう のみの音
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